最近、リサイクルに関する法律がぞくぞくと施行されています。ここで一度おさらいしてみましょう。
■循環型社会形成を目指して
私たちは、生活が豊かになる事と引き換えに、地球環境を破壊してきました。「今」の利便さを最優先し、「将来」の影響をないがしろにしてきた結果、地球温暖化、天然資源の枯渇、不適切な廃棄物処理による有害物質の環境汚染など、自然への影響は、すでに取り返しのつかないところまできています。
これまでに蓄積された環境汚染が今以上ひどくならないよう食い止め、地球環境を改善し、今後、持続・発展的な社会活動を行うためには、環境と経済を結びつけた新しい社会システムが必要です。限りある資源を循環させて地球環境への負荷を小さくする、循環型社会形成のため、リサイクルに関するさまざまな法律が施行されています。
■循環型社会形成を推進するための法体系
〜リサイクルに関する法律〜
★環境基本法
自然や地球の環境をよりよく保つための基本となる考えを示したもの
★循環型社会形成委推進基本法
循環社会を実現するためのしくみを定めたもの
★廃棄物処理法
廃棄物の捨て方や処理方法を定めたもの
★資源有効利用促進法
3Rに配慮した製品作りや、リサイクル識別表示法などについて定めたもの
〜各物品に応じた規制〜
☆家電リサイクル法
テレビ・冷蔵庫など家電製品のリサイクルについて定めたもの
☆食品リサイクル法
食品の製造・加工・販売業者による食品のリサイクルについて定めたもの
☆容器包装リサイクル法
びん・缶・ペットボトルなどの分別収集・リサイクルについて定めたもの
コンクリートや木材などの建築物廃材のリサイクルについて定めたもの
★グリーン購入法
国や地方公共団体が率先して、再生品や環境に配慮した商品を購入する事について定めたもの