☆各金属の不純物なしの地金塊にするためのリサイクルコストとリサイクル品の価値
純地金価格 × 溶かした地金になる率 − 溶かす費用 − 分別費用 − 解体分解費用 − 運送料 − 回収手数料 − 諸手数料 = リサイクル品の価格
☆リサイクル先
<活かし>
リサイクルショップ、中古パーツ屋さん、質屋さん、骨董屋さん、古物屋さん、その他
<溶解>
a.純金属地金にする → 金属一次精錬会社・・・不純物を取り除く(リサイクルできる金属減る)
b.再生金属地金にする → 金属二次精錬会社・・・そのまま溶かす(リサイクル率上がる)
☆見分け方の基礎
金 属 名 |
見 分 け 方 |
鉄 |
磁石につく |
純ニッケル |
磁石につく |
金 |
硝酸に溶かしてみる |
銀 |
硝酸に溶かしてみる |
アルミ |
小火であぶってみる |
ステンレス |
小火であぶってみる |
銅・砲金・真鍮 |
赤色が強いほど銅が多く、 |
リサイクルの方法・将来性等について
☆リサイクルの方法
|
そのまま活かす(円/個) |
|
・リサイクルの将来性 |
これから増えていく |
|
・リサイクル事業(商売として) |
すぐなる |
|
・リサイクル業界で |
今やっていない |
|
・リサイクルコスト(価値と負担) |
回収作業料 |
|
修理して活かす(円/個) |
|
・リサイクルの将来性 |
今と変わらない |
|
・リサイクル事業(商売として) |
数ヶ月でなる |
|
・リサイクル業界で |
今やりはじめている |
|
・リサイクルコスト(価値と負担) |
運送料 |
|
部品を活かす(円/個) → 残りは解体、溶解へ |
|
・リサイクル業界で |
今やっている |
|
・リサイクルコスト(価値と負担) |
分別、解体、分解、加工賃 |
|
解体する(金属別 円/kg) |
|
・リサイクルの将来性 |
これからだんだん減っていく |
|
・リサイクル事業(商売として) |
数年先になる |
|
・リサイクル業界で |
もう、やめはじめている |
|
・リサイクルコスト(価値と負担) |
焼却費用 |
|
溶解する(円/kg) |
|
・リサイクルの将来性 |
もう、なくなった |
|
・リサイクル業界で |
もう、やめた |
|
・リサイクルコスト(価値と負担) |
埋め立て費用 |
☆リサイクル作業の比較
リサイクル作業 |
作 業 比 較 |
楽である |
既にやっている上に、誰でもできて |
楽ではない |
皆さんがやっていない物が多く |
金属の仕分け、分別、解体、分解について
☆一般的な金属の仕分、分別方法
分 別 |
金属仕分け |
|||
重 量 |
t(トン) |
kg(キロ) |
g(グラム) |
|
大 き さ |
大 |
中 |
小 |
極少 |
色 |
赤 |
黄色 |
白 |
ネズミ色 |
比 重 |
重い |
普通 |
軽い |
|
総 量 |
多数(多量) |
少数(少量) |
☆価格からみた金属の区分(不純物なし地金塊、価格)
区 分 |
単 位 |
金属価格 |
すごく高価 |
(円/g) |
金 (約30億円/トン) |
〃 |
|
銀 (約4,300万円/トン) |
高 価 |
(円/kg) |
ニッケル (約115万円/トン) |
〃 |
|
スズ (約121万円/トン) |
普 通 |
(円/kg) |
マグネシウム (約31万円/トン) |
〃 |
|
銅 (約38万円/トン) |
〃 |
|
アルミ (約15万円/トン) |
〃 |
|
亜鉛 (約15万円/トン) |
〃 |
|
鉛 (約15万円/トン) |
安 い |
(円/t) |
鉄 (約9万円/トン) |
☆価格からみた金属の仕分け(リサイクル品として発生したままの価格)
仕 分 け |
価 格 |
単 位 |
詳 細 |
上 |
有価物 |
(円/kg) |
リサイクル費用より、そのものの価格が高い |
中 |
無価物 |
(円/一車) |
リサイクル費用と、そのものの価格が同じ |
下 |
逆有償 |
(円/kg、円/・) |
リサイクル費用の方が、そのものの価格より高い |
下 下 |
処分費必要 |
(円/kg、円/・) |
皆さんが面倒臭いと思う物か、 リサイクルの方法が分からない物 |